三井健太のWEBマンション講座

 地震による工事中マンションへの影響


東北・関東大地震の影響が、マンション購入者でまだ入居していない人たちの間に

大きな不安となって広がりました。

私のところにも、「契約したマンションが完成間近にあり、様子を見に行ったところ、

建物の外壁が一部落ち、ベランダの窓ガラスが割れたお宅もあるようです。また、

エントランス部分、駐車場などが地盤沈下しております。室内は何ともないからと

いう理由で、このまま引き渡しを受けるよう求められています。大丈夫でしょうか?」

という相談メールがたくさん届きました。


工事中のマンションが損壊した場合、その程度が甚大であれば住むことができませんから、

契約は当然の解除となり、売主も買い主も互いに違約金は要求しないことになっています。

しかし、被害が修復だけで済む場合は、無償解約(違約金の支払い

などの発生しない解除)の理由にはなりません。

また、売買契約書の中には、もう一文あります。売主の免責事項として

「天災地変のときは修復して引き渡す。その分だけ引き渡しの時期は遅れる」です。


契約した部屋だけでなく、売買の対象物には共有部分も含まれます

すべての修復は終わったのでしょうか?終わったとすれば、残金決済はしなくてはいけません。


もし、納得のいく修復がなされていなければ、決済を遅らせても貴方の契約不履行にはなりませんから

心配には及びません。


売主が良識ある企業であれば、たとえ3月が決算だとしても、

「貴方の部屋は影響がないから」という理由で残金決済を急がせるようなことはしないはずです。




問題は、修復するだけで安全に住めるマンションになるかどうかですね。

工事中の建物は、コンクリートの打設が終わったばかりとか、接着剤が完全に乾いていない

などのために、完成して時間が経った建物より損傷しやすい部分もあるかもしれません。


修復するだけで安全なのでしょうか?


結論を言えば、施工に手抜きがなかったら、今回の関東圏の揺れ程度では

倒壊する危険はありません。それだけ建築基準法の安全基準は厳しく設定されているのです。


「震度6強」が立て続けに2度、3度と来たらどうかは分かりませんが、

そのようなことはないでしょう。今回の地震は百年に一度、千年に一度と言われる激震です。


1995
年の阪神大震災のとき、随分見て回りましたが、亀裂の入ったマンションが沢山ありました。

しかし、そのマンションには、現在も修復しただけで大勢の人たちが住み続けています。


例外的に、比較的新しい(1981年の耐震基準改定後の)マンションで、

住むことができなくなった建物も、実は数件発生していますが、

後に施工=手抜き工事の問題とされ、争いになったと聞いています。



現在、関東圏のマンションで被害がどのくらいあったかは、報道がなく不明です。

おそらく亀裂の入ったマンションもあるはずです。しかし、住人が避難したとか、

退去勧告や退去命令が出た建物はないはずです。


つまり、心配は無用とも言えるのです。

しかし、工事会社から「納得できる説明」を受けた方が良いですね。

先ず、それを要求してはいかがでしょうか?


施工企業の、然るべき責任者の説明を聞きたいと、売主に要求してはいかがでしょうか?


説明を受けても納得できない、不安であるというときは、解約するほかにありません。

蛇足ですが、解約金(没収される違約金)を、できるだけ少なくしてもらうよう交渉することですね。

契約書の文言(もんごん)がどうであれ、天災に遭ったのはお互いに不幸だったのですから、

「ともに痛み分け」という「屁理屈」ですが、ダメ元精神で交渉してみることをお勧めします。


 
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